今回はマツダ・CX-5を例にエコカー減税についてお話ししていきます。
エコカー減税制度についてはご存知でしょうか。
エコカー減税と言うと電気自動車とPHV(プラグインハイブリッド)車だけが対象と思われる方もいらっしゃるようですが、そんなことはありません。
通常のハイブリッド車だけではなく、クリーンディーゼル車もガソリン車も対象となる場合があります。
目次
【マツダ・CX-5】エコカー減税とは?
エコカー減税とは新車購入時にかかる「自動車取得税」と「自動車重量税」、そして新規登録・届出翌年にかかる「自動車税(環境配慮型税制)」の3つが軽減される制度のことを指します。
さらに、排気がクリーンで燃費にも優れる次世代自動車においては、最初の継続車検時の自動車重量税も免除となります。
そもそも自動車税とは4月1日時点での車の所有者などに対して、車検証に記載されている住所を管轄する都道府県が課す税金のことです。
自動車税の対象となる車は3輪以上の小型自動車および普通自動車です。
自動車税は車検証に記載されている所有者に対して課税されます。
ローンで車を購入した場合は車検証上の所有者が販売者(自動車ディーラー)になっている可能性がありますが、その場合は車の使用者であるユーザーが納税義務者となってきます。
この自動車税の税率は車の種別によって分類されています。
また車の総排気量、積載量によっても税率が変わってきますので注意が必要です。
また同じ車でも営業車(緑色のナンバープレートの車)では税率が異なってきますので覚えておくとよいでしょう。
自動車税は4月1日時点での所有者または使用者に対して支払い義務が発生するのは先述したとおりです。
したがって、自動車税の納付書が届くのは4月下旬から5月初旬となります。
納付期限は例年5月末日となりますが、もし5月末日が土・日・祝日の場合は、その翌平日が納付期限となります。
自動車税の支払いは都道府県、または市区町村の税事務所で支払う方法があります。
納税通知書を持参して支払うことができますが、現金のみでの支払いとなるので注意しましょう。
また他の税金と同様に銀行、郵便局での支払いも可能です。
窓口での支払いもできますが、事前に手続きを済ませておけば口座振替も可能です。
さらに自動車税も公共料金と同様にコンビニでも支払いが可能となりました。
現金での支払いもできますが、電子マネーでの支払いもできるようになりました。
電子マネーで支払いをすればポイントも貯まるのでお得に支払いができると言えるでしょう。
これらの支払い方法以外にもクレジットカードを持っている人は、管轄される都道府県・市区町村の支払いサイトで支払いが可能となります。
この方法であれば、コンビニや銀行、郵便局へ行く必要がなく支払いができます。
また電子マネーと同じく、ポイントも貯まるのでお得に支払いが可能となるのです。
【マツダ・CX-5】自動車税はどれくらい?
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/?car_id=cx-5
毎年支払いが発生する自動車税ですが、自動車税は総排気量によって異なってきます。
CX-5はガソリンエンジンが2.0Lと2.5Lエンジンの2種類あります。
ディーゼルエンジンは2.2Lです。
総排気量2L以上から2.5L以下のクルマは1年間の自動車税が45,000円となっています。
そのためCX-5ではガソリンモデルの2.5Lエンジン搭載モデルとクリーンディーゼルエンジンがこの金額となります。
しかし、ディーゼルエンジンモデルはクリーン化特例により自動車税の減税が受けられます。
クリーンディーゼル補助金の対象となり、登録翌年の自動車税が軽減されるのです。
33,500円の減税処置を受けることができるので、支払額は11,500円で済みます。
ガソリンエンジンの2Lモデルは、総排気量1.5L以上から2L以下の区分となります。
この区分での自動車税は39,500円です。
【マツダ・CX-5】ガソリン車とディーゼル車、実際にかかる年間費用は?
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/?car_id=cx-5
CX-5のガソリン車とディーゼル車で年間維持費に差が出てくるのは、燃料代と言えるでしょう。
初回車検時にはディーゼル車は自動車重量税が免除されます。
また購入した翌年の自動車税も軽減措置を受けられます。
しかし、3年以上CX-5を所有すると考えた時にガソリン仕様車とディーゼル仕様車においてほかに大きな差はあまりないと言えます。
したがって、毎年かかる費用としての差は燃料代ぐらいしかないと言えるでしょう。
自動車の維持費は先に述べた燃料代と他には駐車場代、任意保険料があります。
簡単に燃料代を求めるならば、年間走行距離×燃料単価の公式がなりたちます。
ガソリン車とディーゼル車それぞれの燃料代をそれぞれ求めてみたいと思います。
年間走行距離を10,000kmと仮定します。
ガソリン車の燃費は20Sの14.6km/Lを採用し、ディーゼル車は17.4km/Lとします。
燃料単価はレギュラーガソリン140円とし軽油は120円と仮定します。
そうしてできあがった公式からそれぞれの燃料代を計算すると、ガソリン車にかかる燃料費は年間で95,760円です。
ディーゼル車で68,880円です。
次に駐車場代です。
全国平均での駐車場代金は月額8,000円といわれていますが、実際に月極駐車場を借りる際にこの金額の範囲内で見つけるのは都市部ではなかなか難しいでしょう。
都市部に住んでいれば地域によっては月額20,000~30,000円は考えておく必要も出てきます。
そうなってくると1年間の駐車場費用は安くても10万円程度と考えておくべきでしょう。
任意保険料は年齢や等級によって変わってきますが、車両保険なしならば、月々の保険料は5,000千円から7,000千円で済むでしょう。
万が一のことを考えて補償を手厚くすればするほど、保険料は上昇します。
新車での購入時でも、インターネット保険への加入は可能です。
保険会社各社で比較してみるのもいいでしょう。
以上のことからCX-5の年間維持費を導き出すと次のようになります。
・駐車場代…120,000円
・任意保険料…84,000円(7,000円/一か月)
・駐車場代…120,000円
・任意保険料…84,000円(7,000円/一か月)
【マツダ・CX-5】エコカー減税まとめ!
CX-5はガソリン車でもエコカー減税の対象となり、自動車取得税、自動車重量税の減免が受けられます。
しかもディーゼル車ならば自動車取得税と自動車重量税は免税となります。
またディーゼル車はクリーンディーゼル補助金が受けられるので、購入した翌年の自動車税も軽減されるのです。
そのため売れ行きもディーゼル車のほうが好調なようです。
ディーゼルエンジンと聞くとトラックのようにうるさいイメージを抱く人が少なくありません。
しかし、近年の技術向上によりクリーンディーゼル車と呼ばれる車たちは静かです。
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/driving/skyactiv-d/#tab_anch
CX-5オーナーも運転中にエンジン音が気になることはほとんどないそうです。
車外に出たり、窓を開けたりすると少しディーゼル音が気になる程度で、トラックに乗っているような振動などを車内で感じる人はほとんどいません。
CX-5のガソリン仕様に特別な思い入れの無い限りは、減税・免税の恩恵が享受できるディーゼル仕様を購入した方がいいでしょう。
キャッチ画像引用:https://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/accessories/